海外の不便な地で生活している方々のための家電修理のヒント

第14章 トラブルシュ−ティングのコツ

機械にだって、こころがあるさ!

故障の原因を突き止めることを、トラブルシュ−ティングといいます。それには、経験上次のような手順が効率的なようです。

  1. 故障した機械に話しかける。
    • 「どうしたの?」
    • 「どこが具合悪いの?」
    • 「こんなになるまで働いてご苦労さん」などと。
  2. 機械の答に耳を傾ける。声が聞こえるわけではないので、心で感じるようにする。もちろん機械にも心がある。
    • 「ここを見て!」
    • 「ていねいに探してね」
    • 「理詰めで考えてください」
    • 「お掃除してちょうだい」
    • 「...(無言)」
    などと返事が来る。
  3. 五感をフルに動員しながら機械をよく診る。特に、
    • 焼け焦げた部品
    • 膨(ふく)れた部品
    • 液もれのした部品(周囲にシミが広がっている)
    • 変形した部品
    • 異音を発する部品
    • 異臭を発する部品
    • 振動を発する部品
    • 高熱を発する部品
    • ぐらぐらした部品
    • ハンダにひびの入った部品(基板のハンダ面を視る)
    • 鋭く折れ曲がったリード線
    • プリント基板の微少なひび割れ
    などがないか、よく注意する。

機械と対話する心で視ると、不思議にも目が異常な箇所に引き寄せらるかのように、一発で問題の部品が見つかることがあります。

五感だけで見つからなければ、左右の脳スイッチをONにして理詰めでトラブルシュ−ティングをします。できる限り計測器や図面を活用します。テスターがあるだけでも随分と助かります。

最後に、なるべく楽しい心で仕事をしましょう。

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