せっかく手書きのラブレターが送れるんだから
家庭用の感熱ロール紙を用いるファックス機の、一般的なトラブルを取りあげます。
受信しているだけでは、気付きません。送信先からの苦情や自己機でのコピー出力で分ります。
一本または数本、バーコードのように上から下まで黒い線が走りますが、これは読み取りヘッドに点状の汚れがあるからです。読み取りヘッドは原稿の通過コースのどこかにありますが、大抵は原稿の出口のすぐ奥にあります。取説を見て、原稿詰まりの時の要領で読み取り部を開きます。スキャナーが取り外せる機種もありますね。
汚れの物質は、ボールペンのインクと綿ぼこりなどです。読み取りヘッドのガラス表面の汚れを、アルコールでていねいに拭き取るだけで治ります。ガラスの奥に綿ぼこりが入り込んでいたら、薄くて固めの紙片を差し込んで取り除きます。
このトラブルの予防のため、インクがボテボテしたペンで原稿を書かないこと、原稿はインクが乾いてからファックス機に入れること、あまりほこりの多い場所に置かないこと、などを心掛けましょう。
ファックス機は受信紙を排出するので、ほこり除けのカバーを掛けて使う人はあまりいないと思います。放熱も必要なので、もしカバーを掛けるのなら原稿の挿入口を隠す程度にしておくのが良いでしょう。
このトラブルも、受信しているだけでは気付きません。送信先からの苦情や自己機でのコピー出力で分ります。
原稿の紙送りローラーがすべると、出力の印字が間延びします。すべった分だけいくらでも間延びし、受けとった相手が判読に苦しみます。
このような場合は、アルコールを含ませたティッシュで原稿の紙送りローラーをきれいに拭いてください。ローラーが乾いたら、一度コピーをして間延びがないことを確認します。
記録紙の送り出しローラーがすべると、印字が圧縮されます。すべった分だけいくらでも圧縮され、何が送られて来たのか全く判読できないこともあります。
このような場合には、アルコールを含ませたティッシュで記録紙の紙送りローラーをきれいに拭いてください。ローラーが乾いたら、一度コピーをして圧縮がないことを確認します。
記録紙の進行方向に沿って始めから終りまで、印字が淡くなる、またはかすれるトラブルで、受信に酷使された機械で主に起こります。まず、印字ヘッドをアルコールで掃除します。印字ヘッドは、記録紙の出口付近にあります。何度ていねいに掃除しても同じパターンでかすれが生じるようなら、印字ヘッドが劣化しています。自分では交換できませんので、メーカーに交換してもらうか、かすれを我慢してそのまま使うことになります。とりあえずパソコンで受信できる方は、必要に応じてパソコンのプリンターで出力します。
「海外の不便な地で生活している方々のための家電修理のヒント」Copyright(C) 2000 Fumio Oda